腹上アイロン

リビングに寝そべる親父

足元のテレビを顎引いて見難そうにしている

親父「腹が痛い」

接近した瞬間、異変に気付いた

Yシャツの裾を捲りあげ、中年太りの腹部上

Tシャツの上からアイロンを押し当てている

ゴツイ昔ながらのアイロンが親父の腹上に

アイロンから伸びたコードはコンセントにちゃんと差し込まれている

親父「腹が痛い」

「それで治んの?」

親父「らく」

「熱くないの?」

親父「あったけぇ~」

そういうもんか